令和4年度 入学式
令和4年度 入学式
ずいぶんと暖かくなってきた中で、626名というたくさんの新入生を迎えて入学式が行われました。
中央体育館のフロアがいっぱいになる数の生徒・保護者の皆様を迎えて、盛大な入学式となりました。
入学許可宣言
最初に新入生626名に対し、校長先生より入学許可が宣言されました。
入学許可が宣言されるという初めての経験に、新入生は緊張した面持ちでした。
学校長式辞
入学式
暖かな心地よい風が肌に触れ、鳥の明るいさえずりや草花の芽吹きを感じる季節になりました。
本日はお忙しい中、多数のご来賓の皆様のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。
ただいま入学を許可しました六百二十六名の皆さん、入学おめでとうございます。ようこそ「凛たり 燦たり」の新田高校に来ていただきました。また、保護者の皆さま、お子様の御入学、誠におめでとうございます。我々教職員、在校生一同心からお喜びを申し上げます。
いまだ新型コロナウィルス感染症との闘いが続いており、心配や不安が皆無とは言えませんが、「一年の希望は春が決める」ということわざどおり、ぜひ大きな夢や希望、高い志を持って高校生活のスタートを切ってください。
本校は創立八十四年の歴史と伝統を誇る大規模校で、新入生である皆さんの人数も県内最多です。また、卒業生は新制の新田高校だけでも五万人を超え、さらに平地だけの敷地は広大で、これらはいずれも県一です。昨年度の県高校総体では、団体競技十五種目で優勝、この新記録は群を抜いており、スポーツの新田は全国に響きわたっています。ほかにもたくさん誇れるものはありますが、皆さんにはぜひそうしたものを引き継ぎ、発展させていってほしいと願っています。
さて、今日から高校生活がはじまりますが、三年間を通して皆さんに心に留め、実践してほしいことを、二つに絞ってお話しておきます。それは二つともサンズイを伴う漢字一文字で表すことができます。また、一生懸命頑張ると身体や心から流れ出るものです。わかりますか?そう一つは「汗」、もう一つは「涙」です。
皆さんは、これから勉学をはじめ、いろいろな教育活動でしっかり汗を流してください。パナソニックの創業者 松下幸之助さんは社員に「まず汗を出せ。汗の中から知恵を出せ。」と常々言われていたそうです。「まず努力せよ。努力を積み重ねて、はじめて必要な知恵が生み出される。」ということです。アタマと身体両方にたっぷり汗をかきましょう。また、仲間といっしょに流す汗も大切にしてください。厳しく苦しい練習も仲間とともに行えば、乗り越え前進できます。
次に「涙」です。涙は悲しいときだけに流れるものではありません。「うれし泣き」「笑い泣き」「悔し泣き」など、心が大きく揺さぶられるとき涙が出てきます。全身全霊をかけて打ち込み、思い通りの結果が得られたときには、感動の涙がこぼれます。また、うまくいかなかったときの悔し涙は、リベンジのためのエンジンとなり自分を進化させてくれます。さらに、共通の目標に向かって共に汗を流し、挫折や喜びの涙を共有した友は、一生の宝になるでしょう。
このように「汗」と「涙」を流した体験をたくさんすることによって、知恵が身に付くだけでなく、「感性」が磨かれていきます。感性を養うと心が豊かになるとともに、優しい気持ちや思いやりの心が育まれ、人間的に大きく成長できます。もちろん、感性が豊かだと発想力や創造力が高くなり、将来の仕事等でも大いに役立つでしょう。
七十七期生の皆さんが、それぞれの活動にがむしゃらになって挑戦し、汗と涙にまみれた青春ドラマを、ここ新田高校を舞台に展開してくれることを期待し、式辞とします。本日はおめでとうございます。
令和四年四月八日
新田高等学校長 永井 博
理事長祝辞
PTA会長祝辞
愛媛県知事「お祝いの言葉」披露
新入生代表宣誓
今年も新入生の代表より、これから始める学校生活に向けた宣誓が立派に成されました。
新入生の宣誓の後には、一年間でこの時だけ「校歌披露」が行われます。
本来ならば校歌斉唱としたいところですが、新入生はまだ校歌が歌えず、また、在校生は参列していないため、先生たちが校歌を歌って新入生に披露する素敵な時間です。
保護者の方やご臨席を賜った来賓の方々も一緒になって歌ってくださることもあり、とうとう55,000人を超えた新田高校の卒業生の多さがひときわ感じられる場面でもあります。
昨今の感染症対策もあって、今年も歌入りの音源をみんなで聞くという形での実現となりましたが、新入生の皆さんは早く覚えて一緒に歌えるようになりましょう。
式後の行事
式後には、各教室に戻って初めてのホームルームとなりますが、その前に各クラスの担任の先生が紹介されました。