工業技術科では、工業に関する基礎・基本の知識や技術を、体験的な活動を通じて学びながら、ものづくりへの興味関心を高めるとともに、多様な進路選択に対応した教育活動を提供しています。
特に、工業技術基礎や実習では「測る・切る・削る・つなげる・動かす」を中心とした内容について学ぶことで技術者としての基礎を磨いていきます。令和3年度からは、女子の入学ができるようになりました。
1年次からは、これまでの学習について「学びなおし」をしながら、全員が共通科目を学んでいきます。基礎的なレベルの資格検定にも挑戦していきながら、自分の適性や進路希望についてじっくり考えていく1年間としています。
2・3年次では、電気技術系列と機械制御系列に分かれ、それぞれの専門分野の基礎技術や応用知識を身に付けながら、より専門的な資格取得を目指します。
校内活動だけではなく「インターンシップ」や「匠の技教室」、「自動車実習支援」、「課題研究での交流活動」など、地元企業や地域の協力を得ながら学習する取り組みも計画しています。
進路指導については、必要に応じて面談や個別相談を行いながら、本人にあった進路実現をサポートしていきます。試験前には、面接指導を行い、学力試験についてもアドバイスをしていきます。
個別懇談会を各学期毎に実施し、日々の学習や学生生活に関する相談はもちろん、生徒の希望や適性を視野に入れながら、志望校の設定や目標に対する達成度の確認を行い、具体的なアドバイスをします。
1・2年生の保護者対象の進学保護者会を11月に、3年生の保護者対象の進学保護者会を6月に行い、受験のしくみや傾向などの情報を提供します。
11月と12月に分けて行われる2年生対象の就職希望者説明会をはじめ、6月実施の3年生の保護者対象の就職保護者会や就職セミナーなどを通して確実な就職のためのサポートを行います。
地元企業様の協力により、2年次に3日間の就業体験を行っています。「働くこと」への意識を高める、よい体験となっています。
2年次全員
愛媛県電気工事工業組合青年部様の協力により現場で働かれている方から直接、技術指導をしていただける体験活動です。
電気技術系列3年次
日産愛媛自動車大学校様の協力により、自動車の構造や仕組みについて、実際の自動車を見たり、触れたりしながら学べる体験活動です。
機械制御系列2年次
課題研究とは、一年間、班別に設定した目的にそって製作活動や研究に取り組む授業です。これまでと違う視点でモノづくりに取り組む活動です。
3年次全員
資格検定については、取得しやすい検定から挑戦し、徐々にレベルの高い資格検定をチャレンジするように計画しています。試験前には、放課後補習を行うなど合格に向けたサポート体制も整えています。
計算技術検定・情報技術検定
丙種・乙種危険物取扱者試験
アーク溶接特別教育講習
ガス溶接技能講習 など