新任式・始業式
新任式・始業式
今日から令和4年度がスタートしました。
今日のところは新しく着任する先生方の紹介と、始業式が行われました。
生徒たちは久しぶりに会う友達と近況報告をしながらも、新しく始まる一年に気を引き締めている様子でした。
新任式
新任式では、新しく着任した先生方の紹介がありました。
今年は14名とたくさんの先生方が着任してくださいました。
校長先生よりそれぞれの先生方の紹介がありました。
全ての先生方の紹介が終わると、新任の先生を代表して髙橋先生よりご挨拶がありました。
始業式
引き続いて令和4年度の始業式が行われました。
校長先生からは、幸せな気持ちを表現する言葉「lucky」と「happy」を例に挙げて、これから始まる一年が素敵な一年になるようにとのお話をいただきました。
学校長式辞
一学期始業式
令和4年4月8日(金)
今年は桜の開花が早くてすでに盛りを過ぎてしまいましたが、心地よい春の空気の中で新年度が始まりました。今日の午後には、新入生626名が加わります。
“Well begun is half done. ”英語の格言ですが、 直訳すれば、「はじめよければ、半ば終わったようなもの」ということです。日本語では「はじめよければ、すべてよし」に当たります。はじめにしっかりとした目標を設定し、目標実現のための具体的計画を立て、一歩を踏み出すことの大切さを諭しています。新年度の初めに当たって、皆さんにはそうした着実な歩みを求めたいと思います。
ところで、英語で幸せな気分になっている状態を表す言葉に、luckyラッキーとhappyハッピーがあります。ラッキーは幸運と言う意味で、当たりくじを引き当てるなど偶然、運よく訪れた幸せのことです。いっぽう、ハッピーは幸運という意味もなくはありませんが、自分の努力で目標が達成できたとか、温かい援助を得て事がうまく運んだとか、幸せな気持ちになるまでに何らかの過程や準備などが伴います。
皆さんには、この一年、一獲千金をねらってラッキーを無為に待つような過ごし方ではなく、目標を持って地道な努力を重ね、1年後に“I am very happy.”と言える結果を得ることができる生活、過ごし方をしてほしいと願っています。すなわち、青春の貴重な時間を、皆さん一人一人が目標に向かって「人事を尽くして天命を待つ」という心境になれるような高校生活を送ってくれることを期待しています。
この人事という言葉は、「人が行うことがら、人間の力でできること」という意味で、「人事を尽くす」とは、「その人ができることをすべてやり尽くす」ことを表します。天命は「天の命令、人の力では変えられない運命」という意味です。したがって「人事を尽くして天命を待つ」は、「やるべきことをやり切って、あとは焦らず、その結果は天の意思に任せる」ということになります。もちろん、その上でラッキーを願うことは「あり」ですよ。
コロナ禍もあって心配や不安、悩みなど尽きませんが、適切にPDCAを繰り返しながら「人事を尽くして天命を待つ」といった気持ちで、就職や大学入学試験、部活動の大会等に臨むことができるよう努力を積み重ねてください。
1年後に皆さんから“I am very happy.”という言葉をたくさん聞けることを楽しみにしています。