新田高等学校

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令和3年度 終業式

令和3年度 終業式

今年度も終業式を迎えることができました。

感染症対策でMeetによる中継となりましたが、生徒たちに言葉とまなざしを届けることができました。

離任式

終業式に先立って、今年度をもって離任される先生方の紹介がありました。

校長先生よりひとりひとりの先生方のお名前が呼ばれ、感謝の言葉とともに紹介されました。

紹介ののちには、
離任される先生方を代表して、泉先生よりご挨拶がありました。

生徒たちは各教室で離任される先生方に感謝を想い、生徒を代表して生徒会長から花束が贈られました。

終業式

校長賞

終業式では、各種の表彰も行われました。

はじめに1・2年生の校長賞受賞者の名前が学年主任より読み上げられ、代表者が賞状を受け取りました。

1年生

代表 赤松

2年生

代表 濱本

1ヵ年皆勤賞

1年生 150人

代表 早野

2年生 185名

代表 仲岡

校内漢字検定 努力賞

1年生 191名

代表 城戸

2年生 220名

代表 山本

学校長式辞

3学期終業式

令和4年3月18日(金)

 年度末までにはまだ、13日ほどありますが、授業日としては今日が最後です。今年度も新型コロナウイルス感染症で臨時休業が12日、その他学級閉鎖などもありました。学校行事が実施できなかったり、縮小されたり、また部活動に制限が加わったりしたことも多々ありました。予定通り行えることが、いかに貴重か,ありがたいか、がよくわかりました。

 そうした中ではありましたが、1・2年生ともに何とかそれぞれの学年を終えることができました。1年生は高校生活の1/3が、2年生は2/3が終了しました。このことを皆さん一人一人はどのように感じているでしょうか?

 例えば、1年生なら

「もう1/3がすんだ。2/3しかない。」と感じる人、「まだ2/3もある。」と思う人、それぞれいるのではないでしょうか?

 このことに関して、有名な「コップの水理論」というのがあります。コップに半分入っている水を見て、「もう半分しかない」ととらえる人はネガティブ思考、「まだ半分もある」ととらえる人はポジティブ思考と、一般的に言われます。物事はポジティブに考えることが大切、とよく強調されます。であるとすると、「まだ半分もある」が100%良くて「もう半分しかない」はダメとなりますが、果たしてそうでしょうか?必ずしもそうではないと思います。「もう半分しかない」と考えることも、リスクマネジメント(危機管理)をする上では、必要なことです。過度にネガティブに偏ることは避けねばなりませんが、「もう半分しかないけれど、まだ半分ある」とバランスよくとらえることが大切ではないでしょうか。

 2年生なら、「もう2/3が過ぎたが、まだ1/3ある」と考え、これまでの2/3を総括、反省したうえで、残りの1/3の生活について目標や計画をしっかり立てて、充実させることが何よりも重要です。

 その際、大事にしてほしいのは「あきらめない心」です。皆さんの中には、スポーツ系の部活をしている人が大勢いますが、練習を通して日々、「あきらめない才能」を磨いているのではないでしょうか。もちろん、生徒の本分である勉強でポリッシュしている人もたくさんいます。「あきらめない才能」とは、「進化のための努力を続けていく才能」と言い換えてもよいでしょう。

 「自分で自分をほめたい」という言葉で有名な、女子マラソンの有森裕子さんは、小さいころから足にハンディを抱え、陸上部でも落ちこぼれでした。それでも地道な努力を積み重ね、専門家から評価されなくても走り続けました。その後すばらしい指導者に巡り合ったこともあって、オリンピックのバルセロナで銀、アトランタで銅メダルを獲得しました。私は、20年以上も前に、彼女の講演を直接聞いたことがありますが、「自分に才能があるとしたら、それはあきらめない才能」と話されたことが、今でも心に強く焼き付いています。人生を生き抜いていく上で、「あきらめないこと」は本当に重要なファクターです。あきらめなければ間違いなく、夢が叶う可能性は飛躍的に向上します。

皆さんも、残された1年、あるいは2年、仲間とともに達成感や成功体験、感動を様々な場面で味わいながら「あきらめない才能」に磨きをかけていってください。

 新年度の皆さんの活躍、飛躍を期待しています。

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