壮行式・終業式
壮行式・終業式
今日は、第一学期の終業式が行われました。
終業式に先立って、この夏の間にインターハイをはじめ各種全国大会に出場する各部を送り出す壮行式も行われ、出場各部からは力強い決意が語られました。
全国大会壮行式
出場各部
インターハイ
- 陸上部
- 体操部
- 水泳部
- バスケットボール部
- ソフトテニス部
- ハンドボール部
- サッカー部
- バドミントン部
- 柔道部
- 剣道部
- テニス部
- ボクシング部
- 社会体育(フェンシング)
インターハイ出場人数 男子:105名 女子:17名 合計:122名
各種全国大会
- ダンス部
- 硬式野球部(女子)
全国大会出場全人数 男子:110名 女子:62名 合計:172名
出場各部の紹介のあと、校長先生より激励のお言葉をいただきました。
感染症対策が生活の様々な部分を変えてしまい、昨年はインターハイの実施すら叶いませんでした。
今年は男女18種目から122名がインターハイに出場し、全国大会全体では172名にものぼることを誇らしく思うというお言葉に、選手たちも、応援する我々も力の入る思いでした。
続いて生徒会より、生徒を代表して激励の挨拶がありました。
今年度の生徒会長は壮行式のときにはいつも剣道部の部長として出場する側に座っているのも頼もしいものです。
最後に出場各部の代表より強い決意が語られました。
全国大会に向けた意気込みには普段の壮行式よりも力の入った言葉が多く聞かれました。
終業式
終業式では、校長先生より式辞をいただきました。
学校長式辞
1学期終業式
令和3年7月19日(月)
新型コロナウイルスの感染が収束しないまま、1学期が終了します。途中、臨時休業をしたり、遠足や新生祭を延期せざるを得なかったり、また、今日も終業式を繰り上げたりしましたが、それでも、県・四国総体には全種目出場することができるなど、昨年度の同時期と比べればできることが多くありました。そして、私たちは、「コロナによって、何もかもが当たり前ではない」ということを体験し、日常生活の一つ一つに感謝の気持ちを持って、丁寧に当たらねばならないことを学びました。
そうしたことを補強し、より充実させるためには、節目のところでの「振り返り(リフレクション)」が必要です。リフレクションは反省とは少し異なります。反省は結果や原因の究明などにとどまることが多いですが、リフレクションは、反省したことなどを踏まえて、具体的な次のステップを決めるところに大きな違いがあります。
リフレクションの方法はいろいろありますが、自分に最も合ったやり方で行えばよいでしょう。よく知られているリフレクションのフレームワークを一つだけ紹介しておきます。「KPTA」と呼ばれる手法です。計画の進捗や目標達成について、次の観点でまとめていきます。K:Keep 続けるべきこと、P:Problem 抱えている問題点や課題、T:Try 新たに挑戦すること、A:Action 具体的な行動。このように可視化、言語化して分析することにより、次の行動につなげることができます。
ところで、リフレクションを行う最も大きな意義は、モチベーションが向上することです。振り返りによって「こうすればうまくいくのではないか」と考えることができれば、達成により近づけるとの実感を持つことができ、やる気につながるのです。また、振り返ることによって自分の行っていることを点ではなく線でとらえることができるので、やりがいを見出すことができる機会にもなります。さらには、リフレクションの過程で自分の成長を少しでも感じることができたりすると、「さらに頑張るぞ」という気になります。
プロ野球阪神の佐藤輝明選手は、新人ながら1試合3本のホームラン、劇的な逆転満塁ホームランなど、堂々たる体格から生み出される圧倒的なパワーで、規格外のルーキーと呼ばれ注目をあびています。彼はインタビューで、「きついトレーニングも、成長を感じることができれば、楽しくなって頑張れる」と答えていましたが、習慣化したリフレクションにより、進化してきことがよくわかりました。
一人一人の振り返りだけでなく、部活動等をしている人は、チームとしての振り返りをするのも今後のさらなる飛躍に役立つのではないでしょうか。先に紹介した「KPTA」はチームのリフレクションに効果が大きいと言われています。
1学期のリフレクションをしっかり行い、元気に2学期を迎えましょう。
最後に生徒指導の先生より夏休みに入るにあたっての注意が生徒全員に届けられました。
先生が力をいれておっしゃった、『嘘をつかないですむ生活』を送ってください。