新田高等学校

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入学式

入学式

令和3年度の入学式が行われました。

感染症防止のため今年度も国歌や校歌などの斉唱は避けましたが、遜色のない厳かな式となりました。

入学許可宣言

学校長より、入学者568名の入学が許可され、入学式は始まりました。

学校長式辞

入学式 

 今年の桜は開花が例年より十日余りも早く、すでにほとんどが葉桜になっていますが、百花繚乱、周囲には様々な花が美しく咲き誇っています。

 新入生の皆さん、入学おめでとう。ようこそ新田高校に! 在校生・教職員は、皆さんの入学を本当に心待ちにしていました。保護者、ご家族の皆様、お子様のご入学おめでとうございます。心からお祝いを申し上げます。

また、五百六十八名の新入生の晴れやかな姿を見守っていただくために、ご臨席を賜りました来賓の皆様、ご多忙の中ご臨席を賜り、誠にありがとうございました。

 本校は今年、創立八十三年目を迎える歴史と伝統を誇る大規模校で、学園の卒業生は、約五万七千人にものぼり、地元はもとより全国の各界各層で活躍しています。こうした歴史の中で紡がれてきた校風は、校歌にも詠われているとおり「凛たり、燦たり」です。すなわち「ぴりっと身の引き締まった空気の中で、あざやかに輝きを放つ」、そんな教育活動がこれまでなされてきました。新入生の皆さんにもぜひ受け継いでいってほしいと願っています。

 さて、入学式に当たって、皆さんに心に留めておいてほしい一文があります。それは「玉磨かざれば光なし」です。わが国で、平安時代から明治初期まで千年近くにわたって使用されてきた道徳の教科書「実語教」と言いますが、それにこの一文は書かれているのです。皆さんも聞いたことがあるかもしれません。意味は、すぐれた才能や素質を持つ人物でも、努力して自分を磨かなければ、それを活かせない、ということですね。この言葉は中国の古典「礼記」にある「玉琢かざれば器をなさず 人学ばざれば道を知らず」に基づいています。皆さんは、様々な才能を持つ原石です。自分自身どんな原石なのか、すでに気づいている人もそうでない人もいるでしょうが、いずれにしても、それを表に引き出し磨くことが入学した皆さんの務めです。「玉磨かざれば光なし」を座右の銘にするくらい心に刻んで、学業や人格磨きはもとより、スポーツや技芸等に一生懸命取り組み、磨き上げてください。

春に化けると書いて「しゅんか(春化」)と読みます。余り聞きなれない言葉かもしれません。英語ではバーナリゼーションと言います。春化とは、植物が一定期間、冬の寒さを体感したあとで、暖かくなるとつぼみをつくり、花を咲かせる性質を言います。春に花を咲かせる植物の多くが、この冬の低温の厳しさを必要とし、寒さに耐えながら春にひと花咲かせようとがんばって準備をしているのです。

 自分磨きの過程でも、ラクで楽しいことばかりではありません。研磨の音とともに火花が飛び散るほど苦しくつらいこともあるでしょう。しかしながら、一人一人が将来、大輪の花を咲かせるためには、春咲きの植物のようにその厳しさを春化のためと受け止め、開花を信じて自分磨きを続けてください。

 そうした過程で心の支えになるのは、同じ志を持った友達です。仲間同士で支え励まし合いながら、またときには競い合いながら、精進しましょう。よき友は一生の宝です。とにかく、仲間といっしょに自分自身を磨いて磨いて、磨き抜いてください。

 76期生の皆さんが、「今、ここ」を大切に、元気はつらつと勉学に、学校行事に、部活動に取り組むことを期待し、式辞とします。

 令和三年四月八日

   新田高等学校長  永井 博

理事長祝辞

PTA会長祝辞

愛媛県知事「お祝いの言葉」

新入生代表宣誓

代表 スーパー特別進学コース 赤松

式後には各学級担任が紹介され、さっそくクラスで最初のホームルームが行われました。

これからの高校生活に希望を持てる、いい入学式でした。

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